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社説「台風接近に早めの備えを」

 令和になって初めて日本列島に上陸した台風6号以降、台風の発生が続いている。九州に上陸した台風8号、先島諸島を直撃した台風9号、そして気になるのが台風10号の動き。9日午前9時現在、小笠原諸島の近海でほとんど停滞しているが、今後も勢力を強めながらゆっくりと北上する見通し。進行速度が遅く、大型であることから雨雲がかかる時間も長くなり、場所によっては総降水量が1000ミリに達する大雨になる恐れも。予報円が大きく、進路は確定的ではないものの、お盆中盤から後半に日本列島を直撃しそうだ。

 当地方は平成23年9月、台風12号により、甚大な被害を受けた。あれから8年。この間、全国各地で毎年のように台風や大雨による被害が続いている。自分の身は自分で守ることを基本に、災害への備えは常に考えておく必要がある。突然襲ってくる地震に比べ、台風は気象衛星やレーダーのおかげである程度の予想ができる。つまり、事前準備の時間があるということ。
 
 まずは自宅周りの点検。排水溝や雨どいの掃除、屋外にある植木鉢や自転車など風で飛ばされそうなものを屋内へ移動させるなどの作業を済ませておく。停電や断水を想定し、懐中電灯や非常用食品、飲料水をある程度準備するほか、トイレに使用するための水を浴槽に貯めておくことも考えたい。
 
 次に、避難場所の確認や行動のタイミングを家族らで話し合っておく。一人暮らしの高齢者は事前に家族のもとへ避難する。帰省予定の家族には少し早めてもらい一緒に対策するのもよい。また、身寄りがいない場合は近所に支援を依頼しておくのもひとつの方法だ。
 
 行政が出す避難勧告や避難指示のタイミングは確かに早くなっているが、風雨が強まってから、あるいは真っ暗な夜間に出ることもある。特に高齢者や障害者のいる家庭では、空振りに終わってもいいという気持ちで主体的に行動することが求められる。
 
 当地方は大水害を教訓に多くのことを学び、住民の防災意識も高まった。同じ規模の台風や大雨が降り、道路や建物に被害が出たとしても、人的被害を出してはならない。そのために今回の台風10号にも強い意識をもって備えてほしい。
 

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