JR西日本の特急列車「パンダくろしお」号の団体臨時列車が21日・22日の両日運行され、全国から参加した約290人のツアー客が那智勝浦町を訪れた。温泉やマグロ料理、世界遺産・熊野三山巡りなどを満喫し、早春の紀南を楽しんだ。
読売旅行と日本旅行、JR西日本が共同で企画したもので、JR新大阪ー紀伊勝浦間を往復する臨時列車を貸し切って実施した。昨年、世界遺産登録20周年を記念して初めて行われ、今回は第2弾。利用客のターゲットを広げるため、子どもや若年層にも人気が高いサンリオのキャラクター「ハローキティ」とのコラボレーションも組み込んだ。
参加者は、初日午前10時43分に新大阪駅を出発し、午後3時18分に紀伊勝浦駅に到着。この日は町内の温泉施設などに宿泊し、名物のマグロ料理や温泉を堪能した。翌日は、熊野那智大社や青岸渡寺の参拝・熊野古道の散策コースと、熊野本宮大社を参拝するコースに分かれて観光。帰路は午後2時16分に紀伊勝浦駅を出発し、午後6時21分に新大阪駅へ到着した。
紀伊勝浦駅では、県観光PRキャラクター「わかぱん」や県PRキャラクター「きいちゃん」、町の宇宙・ロケット打ち上げ応援アンバサダーの「宇宙なんちゃら こてつくん」、平安時代の旅装束姿のスタッフらが「ようこそ、いらっしゃいました」と一行を出迎えた。参加者はバスで町体育文化会館に移動し、ウェルカムイベントに臨んだ。
イベントでは、県指定無形民俗文化財「高芝の獅子舞」(同町下里)の披露に続き、堀順一郎町長があいさつし、町をあげて歓迎。ハローキティのショーや写真撮影会も行われ、会場は笑顔に包まれた。
企画に協力した一般社団法人那智勝浦観光機構の松下哲也理事長は「若い人やファミリー層にも町の良さを知ってもらうきっかけになった。町の魅力ある観光コンテンツを全国に発信する必要がある。違った季節も楽しんでもらえるよう、今後も運行機会の拡大に向けて取り組んでいきたい」と話していた。
