新宮市の伝統芸能「正調新宮節」を次世代に伝える活動を進める「正調新宮節保存会」の遠藤淳子会長らが22日、市役所を訪れ、上田勝之市長と懇談した。活動への理解と協力を求めるとともに、保存継承への思いを伝えた。
市にはかつて有数の花街があり、名勝18景をはじめ数々の歌謡が生まれた。その中で長く伝えられてきたのが「新宮節」。しかし近年は披露の場や鑑賞機会が少なくなり、歌や踊りも忘れ去られつつあるという。
保存会は、正調新宮節の保存と継承を目的に、流派を超えて市民に広く親しんでもらおうと、市内を中心に活動する舞踊団体の指導者らが発起人となり、2024年に設立。現在は58人が所属している。
市役所を訪れたのは、今年度会長に就任した遠藤会長、高橋由紀副会長、仲理沙副会長、事務局の竹内弥生さんの4人。遠藤会長は「新宮に古くから伝わる文化を絶やさず、多くの人に広めたい。子どもたちや若い人にも受け継いでいけるよう、長く活動していきたい」と話した。
上田市長は「多くの人に踊りを見てもらい、知ってもらうことが大切。地域のにぎわいが薄れる中、文化継承に取り組んでいただいてありがたい。市としても頑張って協力していきたい」と応じた。
保存会の練習は第2火曜日に緑丘会館で行っている。イベントなどへの出演前は練習回数が増えることもある。子どもから高齢者まで世代を問わず随時募集中。問い合わせは事務局の竹内さん(電話090-7604-3602)。
◇ ◇ ◇
2026(令和8)年度の役員などは次の皆さん。敬称略。
▽顧問
岸野智恵子
▽会長
遠藤 淳子
▽副会長
高橋 由紀
西 涼子
仲 理沙
▽会計窓口
高 由香
▽監査
中住 麻美
▽事務局
竹内 弥生
▽踊り指導
浅井もと美
▽指導補助
西 涼子
