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「ここまで古いとは」 那智勝浦町役場を公開 町民、建て替え要望

 那智勝浦町は16日、同町築地の町役場を公開した。現庁舎は老朽化に伴い建て替えが検討されており、町民に広く意見を求めようと企画。約20人の町民が執務スペース、議場など普段は立ち入ることのできない場所を見学し、「新庁舎はバリアフリー化してほしい」などと要望した。
 
 町職員が住民課、こども未来課など各課の窓口より奥の部分に案内した。参加者らは、天井の配線がむき出しになっていたり、1階部分で雨漏(も)りしていたりと現状を目の当たりにした。庁舎は1971(昭和46)年に建設された。築50年以上が経過しており、2005(平成17)年に実施された耐震診断では、現行の基準を満たしていないと判明。廊下は一部ですれ違いが困難なほど狭隘(きょうあい)で、議場の傍聴席につながる階段にスロープが設置されていないなど設備面の課題もある。

 職員は、議場で「30人の議員がいた当時の設計なので、議席が多い。現在は11人しかいないので、執行部席の方が手狭になってしまった」と紹介。1990(平成2)年以降、人口2万人を割り込み、近年は1万人台前半にまで落ち込んだ人口減少の影響を示唆(しさ)した。

 井戸糸絵さん(45)=那智山=は「ここまで設備投資を切り詰めて職務にあたっている職員に申し訳ない。防災対策も難しかったはずだ。新庁舎はもう少しお金をかけて建設してほしい」と話した。

 見学後のワークショップでは、班ごとに分かれて新庁舎のあるべき姿を議論した。バリアフリー化や水道課など庁舎から離れた場所にある部署の集約に関してはおおむね一致したが、新庁舎の所在地について「築地地区のままだとアクセスが良い」「津波浸水区域にあると不安」などと意見が分かれた。

 昨年12月に設置された新庁舎整備方針検討委員会は、無作為に抽出した18歳以上の町民2000人にアンケートを実施し、このほど集計し終えた。インターネット上で結果を公表しており、この日、改めて紹介した。「現庁舎の不便、不安な点」との問いに対し、「災害への不安」が最も多く306件、「建物内部の暗さ」が196件と続いた。ワークショップでもアンケートと同様に、自治体規模に見合った規模の庁舎を求める声が上がった。

 参加した男性(47)=宇久井=は「やはり老朽化が進んでいて、無駄なスペースが多いと感じた。現代では見たことのない設計だ。きれいな庁舎に生まれ変わってほしい」と要望した。

 青木徳之・新庁舎準備室長は「すべての意見を採用するわけにはいかないが、移転するか否かも含めあらゆる可能性を検討したい。そのうえで、検討委で方針を定め、当事者である町民に提示する」と述べた。今後の動きに関し、アンケートや今回出た意見をもとに、9月ごろ方向性を固めるとした。

      那智勝浦町

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