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邪気払い福を招く 各地で節分行事にぎわう

 今年の節分となった2日、各地の神社仏閣で豆まきや祈祷(きとう)などの行事があり、参拝者はそれぞれ無病息災や身体健康、商売繁盛などを願った。
 
■熊野速玉大社
 新宮市の熊野速玉大社は午後7時から、追儺(ついな)式を営んだ。あいにくの雨となったが、神職や参列者が「鬼は外、福は内」と声を出しながら、境内各所を歩いて赤鬼と青鬼に向けて豆をまき、邪気を払った。恒例の福豆まきの前には、「お猿の森」(和歌山県美浜町)の2歳の雄ザル「大福」による猿回し芸の披露があり、かわいらしく一生懸命に取り組む姿が来場者を楽しませた。福豆まきも大いに盛り上がった。上野顯宮司は「邪気を祓い、福を招いて、今年一年よき年が訪れるよう、心から祈念した」と話した。

■熊野本宮大社
 田辺市本宮町の熊野本宮大社は午後4時から、追儺式を斎行(さいこう)。拝殿での神事のあと、赤鬼・青鬼がこん棒を振り上げ、「ウォー」と叫びながら、拝殿回廊を反時計回りに3周し、これを追って神職や参列者が「鬼は外、福は内」の声を上げながら豆を次々にまいた。「弓矢の儀」では九鬼家隆宮司が3本の矢を天に向かって放った。最後の餅と菓子まきもにぎわい、九鬼宮司は「子どもたちの元気な声でこちらも元気をいただいた。天災がなく、健康で平穏な良い一年となるよう祈念した」と話した。

■熊野那智大社
 那智勝浦町の熊野那智大社は午前10時と午後1時の2回、追儺式を行った。鬼役が青竹を地に打ち付けながら「家内安全、延命息災、家運隆昌」と唱えて厄を払ったほか、神職が鬼の字が書かれた的を弓矢で射抜く弓神事では、約15メートル先の的に狙いを定めて2本の矢を放ち、見事2本とも命中させた。参列者による豆まきでは集まった人らが歓声を上げながら手を伸ばした。男成洋三宮司は直会(なおらい)のあいさつで、能登半島地震の被災地を思いながら、「今年一年災害がなく、皆さんに幸運が訪れてほしい」と述べた。

■那智山青岸渡寺
 那智勝浦町の那智山青岸渡寺では、午前7時から午後2時ごろまで、節分会を営んだ。開帳された御本尊「如意輪観音菩薩像」を前に所願成就を祈願。法要では僧侶が般若心経などを読誦しつつ「七難即滅・七福即生」と唱え、難を滅し福を呼び込んだ。参拝者は髙木亮英住職により墨書きされた祝舛(いわいます)を手に「鬼は外、福は内」と声をそろえて豆をまき、新たな一年の平穏を祈った。髙木住職は「いろいろな災いを滅して、いろいろな福をいただけるよう、祈願を込めてお勤めさせていただいた」と述べた。

      和歌山県

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