• 冬の入浴 事故に要注意!
  • 介護特集
  • 北山村竹原地区
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

冬の入浴 事故に要注意!

 入浴は、身体を清潔に保つだけでなくリラックス効果も期待できる重要な生活習慣の1つ。しかし、11月~3月の冬季には入浴する際の身体状況や入浴の環境によって、意識障害を起こし溺水する等重大な事故につながる危険性がある。持病が無い普段元気な人でも入浴事故が起こる可能性があり、高齢者は特に注意が必要だ。

なぜ冬に多いのか
 
 入浴時の事故が多くなる原因の一つは、急な温度差による血圧の急激な変化。暖房の効いた室内から寒い脱衣所や浴室に移動した際に血管が縮まり血圧が一気に上昇、その後浴槽に入り体が温まってくると血管が広がり、急上昇した血圧が下がる。
 
 血圧が上下に大きく変動することによって、失神したり心筋梗塞や脳卒中といった血管の病気などを引き起こす健康被害を「ヒートショック」という。特に冬場や入浴時に起こりやすい。
 
ヒートショックの原因
  • 室内が暖かい→血圧安定
  • 脱衣所・浴室が寒い→血管が縮んで血圧上昇
  • 浴槽内が暑い→血管が広がり血圧低下
 
入浴中の事故を防ぐための注意ポイント
  • 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
     部屋との温度差をなくすことが大切。浴室や脱衣所に暖房がある場合は利用し、暖房がない場合は、浴槽に湯を入れる際にシャワーから給湯すると、蒸気で浴室の温度が上がる。
  • 湯温は41度以下、つかる時間は10分まで
     湯につかる時間は10分までを目安に、長時間の入浴は避けること。また、41度以下の湯が推奨されている。湯はあまり熱くしないように。
  • 浴槽から急に立ち上がらないように
     浴槽から出る際に急に立ち上がると体にかかっていた水圧がなくなり、脳が貧血状態になることがある。一過性の意識障害を起こす可能性があるので、浴槽から出るときは手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり立ち上がるようにする。
  • 食後、飲酒後、服用後すぐの入浴は控える
  • 入浴する前に同居者に一声掛ける
 
 

      備えあれば

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ