尾鷲市と紀北町、御浜町に、人気ゲーム・アニメ「ポケットモンスター」のキャラクターが描かれたマンホール蓋(ふた)「ポケふた」が寄贈されることになった。三重県と株式会社ポケモンが、県の活性化を目的に令和3年12月に締結した包括連携に基づき取り組んでいるもので10日、デザインが公表された。
同社は「ポケモンローカルアクト」として、平成30年以降、三重県や岩手県、宮城県、福島県、沖縄県などと協力し、地域ごとに「推しポケモン」を選定し、イベントの実施や連携商品の開発など、地域とポケモンの魅力を同時発信して両者のファンを増やす取り組みをしている。三重県ではラッコをモチーフにした「ミジュマル」が「みえ応援ポケモン」となっている。
三重県では令和4年3月11日に伊勢、鳥羽、志摩の3市に設置されたのを皮切りに各市町に順次ポケふたが寄贈、設置されており、今回の7市町で県内29市町への設置が完了する。
尾鷲市は小船に乗っているミジュマルと「ニャイキング」が描かれている。21日(金)に向井の夢古道の湯に設置する。
紀北町は、きほく燈籠祭をイメージしたもので、マンボウをかたどった「ママンボウ」が花火が開く空にいる。29日(土)に道の駅紀伊長島マンボウに設置する。
御浜町には「パチリス」の描かれたものが、4月1日(火)に道の駅パーク七里御浜に置かれる。
また、ミジュマルをメインにデザインされた公園遊具6点と周辺設備が寄贈されることになり、鳥羽市鳥羽一丁目の鳥羽マリンターミナル北側にある鳥羽港佐田浜新港緑地と、鈴鹿市住吉町の鈴鹿青少年の森のダイセーフォレストパークに県が「ミジュマル公園」を整備することとなった。7月の開園を目指すという。