紀南木材新緑会による「第46回児童生徒木工工作コンクール」の作品展示が28日~29日の2日間、新宮市あけぼのの新宮木材会館であり、初日から多くの人が観覧に訪れた。子どもたちの自由な発想と木材の魅力が融合した作品の数々を楽しんだ。
コンクールは毎年恒例で、今年は新宮市、東牟婁郡、紀宝町、田辺市本宮町の小学校26校から356点の応募があった。今月12日に作品審査があり、和歌山県知事賞、新宮市長賞、新宮木材協同組合理事長賞の上位3賞を含む22点の入賞作品を決めた。上位3賞は全国のコンクールに出品する。
作品展には、出品した児童・生徒の家族や友人、一般の観覧者らが訪れ、木材を通した個性豊かな表現に触れた。
紀南木材新緑会スタッフは「お子さん・親御さん共に木に関心のある方が作ってくれていると感じる。凝ったものも多く、さまざまな工夫・アイデアを織り交ぜながら作られている。木でこういう可能性を見出してくれていることがありがたい」と話した。
29日は午前9時から午後4時まで実施。なお、開催期間中は「木のおもちゃ」で遊ぶ広場も設けており、積み木や木材のプールなど、木の温かみに触れながら楽しめるようになっている。