紀北町の七夕イベント「２０２４きほく七夕物語in馬越峠」が６日（土）午後７時１５分から８時３０分まで開かれる。登り口周辺をイルミネーションで輝かせ、地域活性化の願いをこめる。

　銚子川に願い事を書いた短冊を入れた光のカプセルを流して天の川に見立てるイベントだったが、平成３０年から天候不良や新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止が続いてきた。熊野古道の世界遺産登録２０周年を記念して、今回に限って舞台を馬越峠に移して再開することにした。

 

　「七夕の前夜、馬越峠が天の川にかわる」をテーマに、紀北町側の登り口から１００メートルほどを、ＬＥＤライトと地元の子どもたちが書いた短冊を入れた〝願い星カプセル〟で飾り付ける。輝く石畳は鑑賞のみで、撮影したり立ち止まって眺めたりするスペースを設ける。入場は無料。少雨決行、荒天中止。

 

　駐車場は銚子川河川敷と道の駅海山。道の駅海山は６日限定で営業時間を午後９時３０分まで延長する。体の不自由な人や小さな子ども連れのために、登り口には車から乗降できる場所を設ける。

 

　実行委員会によると、天の川イルミネーション演出のために一部を除いて照明の設置予定がなく、周辺は暗く滑りやすいので注意が必要。「滑りにくい靴を履き、懐中電灯を持って来てほしい」と呼び掛けている。