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現職の堀氏が3選 実績訴え支持拡大 那智勝浦町長選

 
 
「住みたいまちづくり」に意欲
 
 任期満了に伴う那智勝浦町長選は26日、投開票され、現職の堀順一郎(ほり・じゅんいちろう)氏(67)=無所属=が4110票を集め、3選を果たした。堀氏は選挙戦で、町内への複数の津波避難タワーの設置や町クリーンセンターの整備、中学校給食の導入など自身の実績を強調。自民党などの推薦を受け、手堅く支持を集めた。元町議会議員で新人の荒尾典男(あらお・つねお)氏(71)=無所属=は2327票で涙をのんだ。
 
 午後9時ごろ、堀氏当選の一報が入ると、同町築地の選挙事務所内は歓声に包まれた。堀氏は約5分後に到着。第一声で「皆さんのおかげ。2期8年間の安全安心な生活に向けたさまざまな取り組みを訴え、支持をもらえた。あと4年、町政の未来を託していただいた。住んで良かったと思われるまちづくりを進める」と決意を述べた。

 防災政策について「複数の津波避難タワーを整備し、避難困難地域はほぼ解消された。避難所の生活環境を良くするため、さまざまな機材を集めているところ。観光施設を兼ねた(築地の)避難タワーは、新しい在り方として全国に紹介されている。今後は『自分の命は自分で守る』意識の浸透を目指し、すでに行っている避難所運営の訓練を徹底的に続けたい」と語った。

 子育て支援に関し「給食費や18歳までの医療費の無償化、通学定期の補助などを実施してきた。那智勝浦に住んで、子育てがしてみたいと思ってもらえる呼び水になるのでは」と手応えを強調。重ねて、高齢者支援にも触れ「社会参加を促すため、75歳以上に対しバスの無料化を実施した。健康いきいき体操も開き、健康維持に努めた」と述べた。3期目に向け「かじ取りを任された。さまざまな政策を具体的にし、公平公正な政治をする。声なき声に耳を傾ける」と力を込めた。

 堀氏を推薦した連合和歌山を代表し、山本龍一会長は「たくさんの課題が山積みになっているが、町民が普通に暮らして、幸せや豊かさを感じる、魅力あるまちづくりを進めてほしい」と激励。大江清一後援会長は「骨身を削って真剣に政策を実現するのは、堀氏一人ではできない。温かい指導を続け、ともに町政を作っていく」と語った。

 堀氏は報道陣の取材に応じ、「ほっとしている。特に観光政策では、実際に観光客が多く訪れており、町民も効果を実感しているのでは」と信任に感謝した。旧クリーンセンターを解体し、跡地に防災倉庫を作る方針を明らかにした。

 町選挙管理委員会によると、投票率は57.10%。前回2022(令和4)年から9.52ポイント減少した。当日有権者数は1万1415人(男5296人、女6119人)。

 
■「健全な財政を」敗戦の荒尾氏

 一騎打ちに敗れた荒尾氏は、本紙の取材に「多くの人が協力してくれた。ありがたい」と話した。堀氏に対し「無駄のない財政を。事業に税金を使い過ぎないようにしてほしい」と注文をつけた。今後、選挙に挑戦するか否かは「今は何も考えていない」とした。

      4月27日の記事

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