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喜ばれる案内方法は 新宮市、スキルアップ講座

外国人観光客への対応学ぶ
 
 新宮市は10日、インバウンド(訪日外国人)観光客への対応力向上を目的としたガイドスキルアップ講座を開催した。市の登録ガイドやガイドに関心のある市民ら約10人が参加。講義と実地研修を通して、ガイドの基礎や話し方のポイント、訪日外国人に喜ばれる案内方法など、実践的な技術を学んだ。
 
 講師は、旅行会社のクラブツーリズム株式会社の黒田尚嗣さんが務めた。黒田さんは三重県伊賀市出身。数々の海外企画ツアーを手掛け、現在は一般社団法人日本遺産普及協会の代表幹事を務め、テレビなどのメディアでも積極的に情報発信を行っている。

 午前中は丹鶴ホールで講座が行われた。黒田さんは、日本のインバウンド誘客の課題として、アジア諸国からの訪日客に偏っていること、地方観光地の多言語対応や交通などインフラ整備の遅れ、観光客の訪問先が一部地域に集中していることの3つを挙げ、「地方への分散化が急務」と指摘した。

 地方誘客には地域のブランディングが重要であり、観光の中心は体験型コンテンツになると説明。食事や宿泊を促すコンテンツや、自然だけでなく地域の歴史・文化の世界観を伝える取り組みの必要性を示し、「安売りする必要はない。価値ある時間と良い思い出にはお金をかけてくれる」と述べた。

 近年はインターネットで事前に情報を得る観光客が多いことから、従来の説明中心のボランティアガイドから一歩進み、地域の魅力をストーリーとして伝える「ナビゲーターガイド」の養成が重要と強調。おもてなしの心で有益な情報を提供し、再訪につなげる案内人の役割を説いた。

 顧客が主役であることを意識し、安全管理や時間配分、人数に応じた案内方法の工夫、顧客情報の把握などの重要性を訴え、このためにはコミュニケーション力や営業力、観察力、質問力などの向上や、適切な距離感を保った接し方、顧客満足の追求などが求められるとした。多様な利用者に公平に対応するユニバーサルマナーの必要性にも触れた。

 午後からは講座内容を実践に移し、参加者が市内の名所で実際にガイドを体験。新宮城跡や商店街、熊野速玉大社などを巡り、見どころや歴史、雑学などを紹介しながらガイドスキルを身に付けていった。

      3月11日の記事

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