警察庁が昨年の特殊詐欺被害を発表した。特殊詐欺10類型の認知件数は2万7758件で被害額は1414億円あまり。1日平均3.9億円にのぼる。「オレオレ詐欺」が1万4393件で全体の約52%、前年の2倍以上に増加した。検挙件数も増えたが検挙率は16.3%に留まる。
オレオレ詐欺のうちニセ警官などが登場する手口は74.3%。統計を見て驚いたのは、各年代ほぼまんべんなくだまされていること。被害者の多い順に30代、20代という。30代ではオレオレ詐欺被害2268件中2221件がニセ警官詐欺。同庁は「総認知件数および被害総額が前年に比べて著しく増加している主たる要因」と説明する。
「警察官はLINEのビデオ通話で捜査しない」「お金を振り込ませることはない」などとアピールするが、届いていない。LINEやインスタグラム、TikTokが防犯の社会貢献として、無料で警察の防犯広告を流せば、被害が大幅に減るのではないか。加えて、中高生対象の防犯講話にも取り入れる必要がありそうだ。
(M)
