民間単独で初の人工衛星の軌道投入を目指すロケット・カイロス3号機が5日、和歌山県串本町から打ち上げられたが、失敗した。「3度目の正直」とはならなかった。
中継映像を確認すると、打ち上げから1分ほどで、煙の形がらせん状になったので、不具合が起こったことが見て取れた。今回のロケットには5基の小型人工衛星が搭載されており、成功を願っていただけに残念。煙が分裂したことから、部品のはく落があったとみるが、どうか。
和歌山県の話だが、近所の話題でもある。事業が軌道に乗れば、年間20回の打ち上げを目指すことになっており、周辺に関連産業が集積することが予想される。三重県はここ数年、航空・宇宙産業に力を入れているが、東紀州地域に拠点が作られる可能性もある。
今回は二度目の失敗から1年あまりを経て再チャレンジとなった。一度、衛星を積まずにロケットだけを打ち上げることもあってもいいかもしれない。しっかり原因究明と対策を取り、次の打ち上げに望んでほしい。
(M)
