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指定90周年を記念 吉野熊野国立公園のパネル展 宇久井ビジターセンターで開催中

 那智勝浦町宇久井の環境省宇久井ビジターセンターは4月19日(日)まで、館内で国立公園指定90周年の記念パネル展を開いている。1934(昭和9)年に描かれた公園一帯の鳥瞰(ちょうかん)図や、指定に向けた誘致運動のパンフレットなど、貴重な資料が並ぶ。戦前の短い平和な時期に、地元の歴史・自然のアピールを試みた当時の人々の努力を、時空を超えて見ることができる。
 
 資料は郷土史家で熊野学研究委員会の中瀬古友夫委員長の協力のもと、数十点を集めた。鳥瞰図は、浦島温泉や、当時あった弁天島付近の海水浴場などレジャー施設を一覧できる構図になっている。下部には「御遊覧コース」の説明文があり、阪神方面からは大阪商船を使い、那智妙法山や各所を遊覧した後、「伊勢ヘ廻ルノモヨイ」と紹介している。民間人は海路を使うことがない現在との対比が興味を引く。
 
 32(昭和7)年4月、誘致活動を行う新宮保勝会が「国立公園特別委員御一行歓迎会」を催した際のプログラムも掲示。奇術(マジック)や新宮節の踊りといった数々の出し物で、視察団に対し懸命に呼び掛けたことが伝わる。当時の新聞の写真特集や団体旅行の案内など、指定直後の興奮がうかがえる展示も複数ある。
 
 また、はがきに5色のスタンプを重ね押しして公園の風景画を完成させる体験コーナーも設置。絵は月ごとに変える。
 
 同センター「自然ふれあいスタッフ」の浦希世子さんは「90年の歴史をまとめた、よく分かるプログラムになっている。今後も国立公園を守り続けたい」と話している。
 
 センターの開館時間は午前9時から午後5時まで。休館日は毎週水曜日。入場無料。

      2月13日の記事

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