長時間スマホの傾向も
紀北町教育委員会はこのほど、本年度の全国体力・運動能力・運動習慣等調査の結果を公表した。男子中学生が全8種目で全国平均を上回った。一方で、平日の1日で4時間以上テレビやスマホなどを見る男子中学生が4割を超えた。
小学5年生73人と中学2年生78人が昨年4~7月に調査を受けた。体力に関する調査は、小学生は握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20メートルシャトルラン、50メートル走、立ち幅跳び、ソフトボール投げ。中学生はソフトボールに代えてハンドボール投げを行い、20メートルシャトルランと持久走から1種目を選ぶ形で行った。
中学生男子と小学生女子は体力合計点が全国平均を上回り、中学生女子も全国平均並みを維持している。小学生男子は筋持久力と敏捷性が高い反面、全身持久力や疾走能力に課題が見られる。
運動やスポーツに対する意識についての調査結果を見ると、「運動やスポーツが好き、やや好き」と答えたのは小学生男子94.1%(全国平均93.4%、以下同じ)、女子89.4%(85.8%)、中学生男子97.3%(91.1%)、女子82.9%(77.3%)と、全て全国平均を上回った。
学校の体育以外での運動やスポーツについて、「1週間の総運動時間」は小学生は男子438分(524.1分)、女子252分(315.8分)、中学生は男子660.3分(758.5分)、女子496.6分(520.3分)といずれも全国平均を下回った。
スクリーンタイムについて「一日(平日)にテレビやDVD、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなどの画面を4時間以上見る」と回答したのは、小学生は男子23.6%(27.3%)、女子18.9%(22.8%)と全国平均を下回ったが、中学生は男子40.5%(同30.0%)女子35.3%(同29.2%)と上回った。
町教育委員会学校教育課の疇地洋史郎課長補佐は、「各学校で継続されてきた楽しい体育授業づくりなどの取り組みが、子どもたちの運動意欲を支える基盤として確実に定着されてきた成果」とし、「今後は学校や家庭が連携してスクリーンタイムを見直し、日常生活の中での運動量が確保できるよう取り組んでいきたい」と話した。

