開催中の第104回全国高校サッカー選手権和歌山大会で、新宮・新翔が3日の準々決勝で勝利して、ベスト4入りを果たした。両校は来年度の統合を控え、今回は合同チームで出場している。
新宮、新翔ともに古豪で知られる。最後に全国の舞台に出場したのはともに30年以上前。新翔は新宮商時代の1991年度(平成3年度)の第70回選手権に出場し、1回戦で前橋育英に1−1からPK戦で競り勝つと、2回戦は富山工に4−1で快勝。3回戦は室蘭大谷と熱戦の末2−3で惜しくも敗れたが、全国2勝をあげて新商旋風を巻き起こした。その2年後の1993年度(平成5年度)の第72回選手権には新宮が出場。1回戦で金沢桜丘を1−1からPK戦で勝利し、2回戦では高松商に0−3で敗れたものの、地元勢の活躍が続き、当地方のサッカー熱は高まった。
新宮・新翔は準決勝(9日)で初芝橋本と対戦する。先日、新高OBの一人が「今年は期待できる」と話していたが、その通りの快進撃。残りは強豪ぞろいだが、自分たちのサッカーで久々の全国の舞台を目指してほしい。
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