尾鷲市の体育文化会館(体育館)と中央公民館、教育委員会が入っている別館の耐震長寿命化、機能統合のプランがこのほど、市議会に示された。体育館の1階を図書館にし、2階を体育館として使うアイデアには驚いた。さすが専門家と関心する。地震でつぶれないかあるいは使えなくなるのではないかという懸念についても業者側が大きな破損はないとの見解を回答。今後は使い勝手と費用の議論が中心になりそう。
費用について加藤千速市長は「10億円」というラインを堅持したい考え。一方、設計者側の説明を聞くと、やや上振れしそうな様子。新野球場の時と同様、「どこまで許容できるか」という視点が必要だ。一方で、野球場について話し合われていた時にはなかった、尾鷲消防署の移転計画が持ち上がっている。財政状況はより厳しくなると見込まれる。
使い勝手については、行政常任委員会ではエレベーターの位置や倉庫の広さ、防音について意見が出た。使い道と動線をしっかり分析していいものにしてもらいたい。
(M)