• 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

36チーム203人が熱戦、交流 3年越し クッブの全国大会

東京都からの参加も
 
 クッブ・ジャパン・オープンin尾鷲が22日、尾鷲市向井の三重県立熊野古道センター芝生広場で行われた。東京や静岡などからの参加もあり、一般の部とジュニアの部で36チームがゲームを楽しみ、交流を深めた。一般の部は、県尾鷲農林水産事務所のメンバーでつくる「にほんいち」が優勝した。
 
 「カストピンナ」と呼ばれる木の棒を投げて直方体の薪(クッブ)に当てて倒す、スウェーデン生まれのニュースポーツで、2021年の「三重とこわか国体」でデモンストレーション競技として実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、本年度の市制70周年記念事業として全国大会を行った。
 
開会式で加藤千速市長は「待ちに待った大会。国体が中止になり、何とか開催したいと考えていた」と話し、尾鷲ヒノキ林業が主要産業になっている尾鷲にふさわしいゲームと紹介し、「けがのないようにプレーし、優勝を目指してほしい」と呼び掛けた。ゲームで使う道具は尾鷲ヒノキでつくられていて「良い匂いがする。手に取ってかいでほしい」と話した。
 
 大会は3チームまたは4チームで予選リーグを行い、一般の部は上位8チームでトーナメントを行った。カストピンナがクッブに当たると、カーンと高い音が響き、チームメイトとハイタッチなどして喜び合った。1試合15分で、相手チームのクッブを全て倒した上でコート中央のキングを倒して完勝するチームもあれば、接戦で終えるチームもあった。
 
 一般の部で優勝した「にほんいち」の加島新さん(28)は「遊び程度に練習しただけだが、楽しみながらできてよかった」と大会を振り返った。優勝賞品はクッブセットで「職場のみんなと遊びたい」と話していた。
 
 加藤市長は「多くの人が参加してくれて非常にうれしい。今度できる野球場でも大会ができるようにしたい。毎年続け、大会が広まることで尾鷲ヒノキのアピールにつながればいい。次代を担う子どもが多く参加してくれたこともよかった」と話した。

      12月23日の記事

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ