自転車事故は危険性が高いものである。先日、新宮高校で自転車の交通安全教室が開かれた。スタントマンによる事故の再現を疑似体験することにより、交通ルールの順守を意識付けるもので、生徒は衝突の衝撃に驚き、事故の恐さを体感したようだった。
高校生のころ自転車通学をしており、登校中に坂道で転んだことがある。小雨が降る中、遅刻しそうで急いでいたのでスピードを出していた。カーブで後輪が滑ったため体が自転車から放り出され、トリプルアクセル(3回転半)を決めたんじゃないかと思うぐらいゴロゴロ転げた。
ちょうど走って来ていた車が急ブレーキで止まってくれたため、大事故にならずに済んだが、もし交通量の多い道路だったらと恐怖した。頭部を守るヘルメットも着用していなかったので、全身打撲で済んだことが奇跡だったかもしれない。
どっちが早く到着するかの競争をしていて、一緒に走っていた友達が車と衝突して救急車を呼んだこともある。わが子には、絶対に自転車でスピードを出してはいけないと口を酸っぱくして伝えている。
【織】