春爛漫という言葉がふさわしい時期になった。新型コロナウイルス感染症の影響で外出しづらい状況だが、季節は進む。16日の尾鷲の最高気温は20度を超え、動いていると汗ばむほどだった。
仕事柄、テレワークは可能でも、まちなかに出ないわけにはいかない。車やスクーターで街を巡っていると、尾鷲市でも紀北町でも、花壇やプランター、鉢に色とりどりの花が咲いていて、心が和む。
熊野市では毎年4月1日からゴールデンウイーク明けまで「オープンガーデン熊野」という取り組みを行っている。花好きの人が、花が咲き誇る自慢の庭を広く公開する取り組み。結構な誘客につながっているよう。
住民参加のまちづくりにもつながるし、環境美化の意識を高めることにもなる。パンフレットを作る費用がなければ、インターネットだけで取り組むことも可能だ。協力してくれる家の方にメールで画像を送ってもらってSNSに掲載する、という手法も使える。
密集、密閉、密接の三密に気を付けて、少し散歩をするのは、運動不足解消のためにも推奨されている。素敵な花壇を探しながら、いつもと違った場所を歩いてみるのも面白いかもしれない。
(M)