新型コロナウイルス感染拡大は、日常生活や経済活動に大きく影響を及ぼしている。本紙エリアでも飲食業や宿泊施設をはじめ、さまざまな業種の代表者らが現状を嘆きながらも試行錯誤し、売り上げ減少に歯止めをかけようと必死だ。学校の臨時休校に伴い、仕事を休まざるを得ない家庭では収入源も心配の種。
一方、東京など都市部で日に日に感染者の数が増えており、緊急事態宣言がいつ出てもおかしくない状況で、終息がいつになるのかまるで見通せない。安倍首相は支援策についていろいろな可能性に言及しているが、いずれにしてもスピード感をもって取り組んでほしい。
那智勝浦町は先日、3月定例会の最終日に町民一人当たり3000円分の商品券を配布する令和2年度補正予算案を提出し、可決された。額面的なことや使用可能な店舗などでいろいろな意見はあるかもしれないが、何より独自の支援策をいち早く打ち出した堀順一郎町長のリーダーシップは評価されるものではないか。改善の余地があれば第2弾、第3弾でやればいい。とにかくスピードが大切。
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