官公庁職員や教職員の定期異動の時期となり、紙面でその内容を順次紹介している。一足早く、今月2日付で紀宝警察署に着任した濱口裕史署長に先日、横顔紹介のインタビューをさせていただいた。同署での勤務は初めてだが、2015年の1年間、熊野署で副署長としての勤務経験がある。紀州路の印象について「気候が温暖で過ごしやすく、風光明媚(ふうこうめいび)な地域。住民の皆さんも温厚で協力的な方ばかり」と語る。
前任は松阪署の副署長。事件事故の数を単純比較すると、紀宝署は圧倒的に少ないが、それでもひとたび発生すれば、限られた人数で対応に当たらなければならず、責任の重みを感じていると口元を引き締める。
紀宝署管内では先日、帰宅途中の女子高生が後ろから走ってきた男に両肩をつかまれ引き倒されるという事案があった。幸いけがはなかったものの、近所の住民らも不安を抱いている。現在、パトロールを強化しているが、紀宝署は「不審者を見かけた場合は紀宝署(電話0735-33-0110)に連絡をお願いしたい」と呼び掛けている。
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