イラストやキャラクターなどを使って気持ちを伝える「LINE」のスタンプ機能。あいさつや返事、感情表現を手短に伝えたい時や、会話を終わらせたい時などに使っているが、若者はどうやら少し違うよう。リアクションの速さやノリを共有するために使うことも多いという。
そもそも中高生は文章が短い。ひらがなで必要な用件だけを伝える。「むかえにきて」「おなかすいた」。句読点もなければ、もちろん「お願いします」もない。本人たちにしてみれば用件が伝われば十分なのだろう。友達同士でも単語や短文ごとに送信し、テンポよくやり取りしているらしい。
一方、大人になると、短い返事では冷たく思われないかと気になり、「了解です」だけで済むところにスタンプを添えたりする。顔の見えない相手だからこそ気を使う。仕事で知り合った相手となれば、スタンプを使っていいものか、どんなものなら失礼にならないかと悩む時もある。
あれこれ考えて文章を打ち、最後にスタンプまで選んでいる間に、若者なら何往復も会話を終えているのかもしれない。
【織】
