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紀南抄「今年最後の紀南抄」

 ”だからキライだよ、こんな日に出かけるの。人がやたら歩いてて、用もないのに”から始まるロックバンド・ユニコーンの楽曲「雪が降る町」。年末が近づくといつも、頭の中でこの曲がリピート再生する。

 2025年を振り返ると、大阪・関西万博の開催や大谷翔平選手の活躍など明るい話題もあった一方で、世界情勢は相変わらず不安定。庶民の生活ベースでも、物価高やクマ被害、猛暑などあまり良い印象はなかったように思う。

 政治では夏の参院選で与党が大敗。その後、憲政史上初めての女性首相が誕生した。就任後、精力的に活動する高市総理への期待は大きく、スピーディな対応に今後も期待が膨らむ。

 先述の曲の歌詞ではクリスマスから年末にかけての風景が、”人も景色も忙しそう”から、”人も車も減り始めてる”へと変わっていく。帰省や旅行で都会は人が減るが、田舎は逆に増える。親戚や友人の帰省を楽しみにしている人も多いだろう。

 本紙は本日が今年の納刊日。1年間ご購読ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。どうぞよいお年を。

【織】

      紀南紗

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