尾鷲市立矢浜小学校の5・6年生9人がこのほど、1年間取り組んできた「尾鷲育」の成果を発表。自然の中で学んできたことをまとめ、「山の中のハンモックは最高だった」「もっと人の話をしっかり聞かないといけない」と振り返った。
これまで尾鷲市が培ってきた「山育」「海育」「川育」をかけ合わせた、生き抜く力を養うことを目的とした自然体験プログラム。
矢ノ川でゆらゆら帯を観察し、火を起こしてパンケーキづくりに取り組んだ「ゆらゆら帯とゆれうごくココロ」、八鬼山の山林でジップラインやハンモックを楽しんだ「マウンテンで遊びきれ」、避難生活を想定した火起こしや炊き出しなどを行った「一日でも長く生き残るためにどうするのか」の3点で報告シートを作成し、発表に臨んだ。
児童は「スラックラインは体育館でやった時は怖くなかったが、森でやったら最初はとても怖くて、でも楽しかった」「山では落石をなるべくさせないようにしたが、何人かはしてしまって、下にいる人たちのことを考えると本当に危ないと気付いた」と気付きを述べた。「上流の川の水を飲んだらさらさらしておいしく、下流の水と飲み比べてみた。世界の川の水を飲んでみたい」と話す子もいた。
児童を指導した有限会社ドーモの森田渉さんが「ゆらゆら帯が観察できるほど海と川がきれいな場所は世界でもほとんどなく、イギリスからわざわざ見に来た人もいる」と教えると、児童は「そうなの?」「すごい」と改めて地元の自然の価値を学んでいた。
