先日、新宮市の模範高齢者の表彰式があった。地域社会活動に積極的に参加し、他の模範になる活動を続けている市内在住の高齢者を表彰するもので、今年は9人が田岡実千年市長から表彰を受けた。
表彰式が終わった帰り道。4階の会場から階段で下りる受賞者の皆さん。当たり前のようにエレベーターを使おうとした自分が大変恥ずかしかった。皆さんと一緒に階段で1階まで下りて駐車場に出ると、ピシッとしたスーツや上品な衣装のまま車や単車に颯爽と乗り込み、自ら運転して立ち去って行くその姿に大変感銘を受けた。
自分が高齢者になった時のことを想像してみると、今回受賞された方のように元気に活動できる自信はまったくない。今でさえ階段や坂道で息切れしているのに、あと3~40年後の自分の体はどうなっているのか、不安しかない。
今は自分で何でもできるけれど、将来誰かに頼りっきりになってしまわないように、なるべく体を動かしたり、甘いものを控えて野菜をたくさん食べたり、少しでも元気で健康な高齢者になれるように気をつけようと思った。
【織】
