先日、新宮署が幹線道路で大規模飲酒検問を実施した。飲酒運転の根絶を目的としたもので、今回は新宮市の飲食店街から近い、国道42号速玉大社前交差点の2か所での実施。署員15人と車両5台が出動し、通行車両を1台ずつ止めて呼気検査を行った。検挙者はいなかった。
新宮署管内の飲酒運転が起因する交通事故は、取り締まりや街頭活動の強化により減少傾向にある一方、飲酒運転の検挙数は対前年同期を上回っている。「潜在的にまだまだ飲酒運転がある」(新宮署交通課長)という状況を聞いて、「まだ飲酒運転をする人がいるのか」というのが大半の人の声だろう。痛ましい交通事故の報道を見るたびに、自分勝手な運転手に怒りがこみ上げる。
ドライバー一人一人が交通ルールとマナーを順守した運転をすれば、交通事故はかなりの確率で減る。しかし、悪質な運転をするドライバーがいる以上、警察は取り締まりや街頭活動をどんどん強化するしかない。警察車両や制服警察官が街頭に出ていると、おのずとドライバーの気が引き締まる。21日からは秋の全国交通安全運動が始まる。
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