過疎化や少子高齢化により、鉄道やバス、タクシーなどの公共交通の利用者が減少。特に地方では、採算がとれない路線の縮小や廃止が相次いでいる。
母が運転できなかったので、子どものころは、習い事や買い物などでよくバスを利用していた。父が免許を返納してからは、母が主に通院で公共交通を利用する機会が増えてきた。孫と一緒にバスで買い物に出掛けることもある。新宮市が高齢者に発行しているタクシー券もありがたく活用させていただいている。
子どもや高齢者などの交通弱者、市街地以外に住む人にとって公共交通は大切な存在。しかし、例えば新宮から串本の病院に行こうとすると、まず自宅から新宮駅までのバスの時間と電車の発車時刻が合わない。帰りの電車を1本逃すと2時間ぐらい串本駅で待たなくてはならない。そして新宮駅から自宅へのバスもつながらない。
普段車しか使わないので気づきにくいが、乗り継ぎの場合は不便な部分もある。快適に待てる方法や事業者間での時間調整など、利便性が向上すれば大変ありがたく、利用促進にもつながると思う。
【織】
