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紀南抄「台風シーズンに備えを」

 新宮市内で19日、1か月ぶりの雨が降った。今夏は猛暑の日々が続き、「夜中に一雨降ってほしい」との願いも届かない状況だっただけに、ありがたい気分になった。

 農作物や草花にとっても恵みの雨になった。新宮市熊野川町日足地区の遊休地で育てているヒマワリは、今月末ごろに開花を迎えるが、日照り続きで生育が難しかったところに一雨降った。関係者は「これで今年も立派に咲いて、皆さんを迎えてくれると思う」と喜んだ。一方で、関東地方ではこの日、急な雷雨に見舞われ、びしょぬれになりながら家路を急ぐ人や、道路が一気に冠水して水しぶきをあげながら走る車の様子が見られた。

 紀伊半島大水害から間もなく13年を迎える。新宮消防では当時を知る職員の割合が6割を切っているという。年月の経過とともに、人々の記憶からも未曽有の災害の記憶が薄れてしまうが、遺族会をはじめ関係者は教訓を後世に伝え、同じような被害を繰り返さないよう、特に日ごろからの備えと迅速な避難を訴える。地震と違い、予測の立つ台風への備えは誰しもできること。意識し行動してほしい。

【F】

      紀南紗

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