5月、6月はさまざまな団体の総会シーズン。町内会や地区、学校のPTAから商工会議所、各種協議会・委員会などに至るまで、規模の大小に関わらず、総会はその団体の一年間の活動計画や予算を決める重要な会である。当地方でもこんなに活動団体があるのかと驚くほど、毎日どこかで総会が開かれている。各市町村長も、会長や来賓として出席するなど大忙しだ。
この時期は、紙面が総会記事で埋まることも多い。読者に団体の活動内容を紹介して理解を深めてもらったり、どんな人が役員をしているかなどを知ってもらう大切な機会であるが、いかんせん紙面が単調になりがち。あいさつする会長と出席者という画一的な絵面になってしまう。
お硬い記事の箸休めに、何かほっこりする話題でもあればと思うのだが、なかなか見つけられず悔しい思いをしている。ニュースは人が教えてくれるので、記者にとって人脈作りは最も大切な部分。もっといろいろな方面に足を運んで、人との会話を繋げていかなければと気持ちを引き締める。
【織】