北山村観光筏下りが今季の運航をスタートさせた。毎年5月3日が初日で取材に訪れているが、今年も新緑がまぶしく、心地よい風を感じることのできる絶好の天候に恵まれた。コロナ禍前は7000人を超えたシーズンもあり、今年はそこを目指してPRしていくとのこと。村の代表産業である筏下りが盛況なら、おのずと村に活気が生まれる。
奥瀞道路の整備が進んでいないころは、御浜町から風伝峠を経由し、熊野市育生町を抜けて北山村に入っていた。今では整備が進み、新宮のまちなかから北山村のおくとろ公園まで1時間かからずに行けるため、三重まわりを使うことはほとんどなくなった。
その奥瀞道路III期も順調に工事が進んでいる。小松から下尾井にかけてのトンネルや架橋になるが、現道では車同士のすれ違いが困難な場所があり、大型バスの通行もできない。この道路の整備が完了すれば、大型バスも村の中心部まで入ることができ、観光面で大きな効果を生むだけでなく、救急や緊急車両の通行がスムーズになり、村民の命を守ることにもつながる。一日も早い完成を願う。
【F】