早くもGW後半。4連休が始まる今週末から、どこかに出かけるという人も多いのではないだろうか。当地方でもこれから観光客や帰省客が増えて、にぎわうことが予想される。
観光地にキャパシティ以上の観光客が押し寄せるオーバーツーリズムが近年、国際的に問題になっている。地域住民の生活や環境、景観に悪影響をもたらしたり、観光客の満足度を低下させるような状況。交通渋滞や路上駐車、人口集中によるスマホの電波障害、ポイ捨てなど、日本でも京都や富士山、鎌倉などで深刻になっているという。
世界遺産・高野山を有する人口約2600人の高野町。円安によるインバウンドの増加などで、年間約140万人の観光客や参拝客が殺到する。オーバーツーリズム対策のため同町では、最寄りの駐車場から公共交通機関を利用するパークアンドライドや訪問税などの導入を検討しているという。
観光客による恩恵も受けるだけに、ビジネスとしての持続可能な観光の在り方のバランスが難しい。”オーバー”となった観光客が分散して、当地方にも来てくれればいいのだが。
【織】