各地でイルミネーションの点灯やツリーの飾りつけが始まり、スワッグやアドベントカレンダー作りも行われるなど、当地方でも徐々にクリスマスムードが高まっている。
数年前から、ドイツの伝統的なパン菓子、シュトーレンにはまっている。バターがたっぷり入った生地に洋酒に漬けたドライフルーツやナッツなどが練りこまれた日持ちする菓子で、クリスマスに向けて毎日スライスして少しずつ食べる。日に日に変化していく味わいが楽しめ、クリスマスを心待ちにする習慣なのだという。
何となくパサパサしてそうだなという勝手なイメージで敬遠していたが、ある時食べた時にあまりのおいしさに感動して、それ以降、いろいろなパン屋さんのシュトーレンを食べ比べ、またその普及活動にいそしんでいる。
生ケーキのような豪華さはない素朴な見た目だが、リッチな味わい。私のおすすめはチョコレート味。1日1切れなのに、おいしすぎて4~5切れも食べてしまう。
また新年をお祝いするフランスの焼き菓子についてもぜひ紹介したいが、それはまたの機会に。
【織】