若者文化の発信地・原宿では、1周回って母親世代のファッションが流行しているらしい。変化が早く、いつも新しいものであふれているのが魅力の原宿。昔から変わらず営業しているクレープ屋さんや占い屋さんもある一方で、30年ほど前に大ブームを起こしたタレントショップは絶滅状態だとか。そういえば、のりぴーやとんねるずの文房具などを持っていたなあと懐かしい気持ちになった。
ある人が、「○○命」と言っていたのを聞いて、大爆笑してしまった。すると、「かっこよくてシビレる」「仕事や学校をフケる」「トイレの壁にイニシャルの相合傘」などなど、わんさか出てくる死語や昭和遺産の数々。当の本人はウケねらいではなく、現役で使っているのがさらにおもしろさを増す。
流行する言葉の入れ替わりが目まぐるしい現代では、死語の感が漂い始めるのは思ったより早い。「ぴえん」とか「やばたにえん」とか、無理して若者言葉を使っていると、もう古いよと即イタイ大人認定されそう。人のことを笑っていると、自分も大恥をかくかも。
【織】