秋の全国火災予防運動の一環で、紀宝町消防団の女性団員がスーパーの前で街頭啓発を行った。乾燥するこれからの季節に、火の元への注意を促すとともに、住宅用火災警報器の設置を呼び掛けた。
火災にいち早く気づいて逃げ遅れを防ぐために、法律で住宅用火災警報器の設置が義務付けられており、市町村の条例で寝室や階段、台所など設置場所が決められている。
火災は、オール電化だからといって安心はできない。以前、IHクッキングヒーターで鍋を加熱したまま外出してしまい、戻ってきた時に家の中が真っ白になっていて大慌てしたことがあった。その時は子どもが気付いて隣人が対処してくれたため事なきを得たものの、安全装置の過信による油断が招いた惨事だった。また、鍋の近くに油を置いていて、高温になり引火したという話も聞いた。
火災は本当に恐ろしい。多くの財産を失い、時には命を落とすこともある。発生させないように気を付けることが最も大切なことだが、万が一の際に、自分と大切な人の命を守るために、火災警報器を設置していないご家庭はぜひ早急に設置を。
【織】