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紀南抄「心を亡くさずに」

 11月も半ばに差し掛かり、間もなく12月。今年ももう終わりか、1年はあっと言う間だったなと思っていると、突然子どもに、旧暦の月の呼び方クイズを出題された。1月は睦月、2月は如月(きさらぎ)、3月は弥生…という異称のことである。どうやら学校で習っているらしいが、普段ほとんど使わないので半分ぐらいしか答えられなかった。
 
 調べてみると、和風月名というもので、気候や祭事に関連してつけられたものが多いという。ただし旧暦に合わせているので、現代の新暦ではずれているものもある。
 
 由来は諸説あり、1月は正月に親類一同が集まって睦ぶ(親しくする)ので睦月、10月は神々が出雲の国に行ってしまうので神無月、など。弥生、皐月(さつき)、葉月などは人名でも見かけるが、優しく風情があって素敵な名前である。
 
 12月は僧(師)が忙しく走り回るから師走(しわす)。これから各業種とも年末にかけて繁忙期を迎え、慌ただしいままに年越しを迎えそう。忙しくても「心」を「亡」くさずに、気持ちを落ち着かせて穏やかに日々を過ごすよう心掛けたい。
 
【織】

      紀南紗

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