夕方に車を運転中、虹色に光る雲の塊を見つけた。「何あれ!あんなの見たことない」と車を路肩に止め、スマホで撮影。急いでいたのですぐに出発してしまったが、ずっと見ていたくなるぐらいきれいなものだった。
後日、知人にその雲のことを説明すると、それは彩雲(さいうん)だと教えてくれた。太陽の近くを通りかかった雲が、光の回折によりさまざまな色に彩られる現象。昔から瑞相の1つとされ、これが現れることは吉兆のしるしと言われている。また、見た人には幸運が訪れるとも。ネットで調べてみると、信じられないぐらいに美しい画像がずらりと並んでおり、確かにこれほどの光景を見られたら、それだけでハッピーな気分になることは間違いない。
実はそれほど珍しい現象ではなく、条件さえ合えば結構見られるらしい。季節や時間帯は関係ないようである。ただし、太陽の近くに発生するので、肉眼で見る時には注意が必要。最近は秋らしく晴れの日が多いので、見られるチャンスは増えているかも。実際に目の当たりにすると、きっと虹を見たとき以上にテンションあがると思う。
【織】