先日、まちの小さな老舗リビングショップに買い物に出かけた。昭和30~40年代のキッチン雑貨などが所せましと並ぶお店。古き良き時代にタイムスリップしたかのような店内には、ノスタルジックな雰囲気がギュウギュウに詰まっていて、一緒に行った妹とワイワイしながらショッピングを楽しんだ。
小さい頃に持っていた懐かしのキャラクターグッズ、「これ便利!」「奥さんでも取り付け簡単」などとうたわれたおしゃれで活力のある生活雑貨、昭和の食卓を彩ったであろう食器や調理器具…。新婚の頃ならば、あれもこれもと揃えたくなるようなグッズたちに囲まれて、時が経つのも忘れて夢中になって見入っていた。1時間以上滞在して、じっくり吟味したお気に入りを手に入れられてとても満足した。
今となってはオークションなどで、高値で取り引きされるようなマニア垂涎の掘り出し物もたくさんありそうで、遠方からもレトロファンが訪れるという隠れた人気店だが、残念ながら今年で閉店するそう。昭和の奥様方に愛されたお店がまた1つ、まちから消えてしまうのは大変寂しい。
【織】