先日、相野谷中学校恒例の校区内駅伝大会が開かれ、生徒は縦割りチームに分かれてゴールまでたすきをつないだ。苦しそうなチームメイトを思いやったり、無事に走り切ったことに安どしたりする姿が見られた。
スポーツに個人競技の団体戦というものがある。普段は個人で戦っている選手同士が、学校や地域、国単位で臨時のチームメイトとなって勝利を目指す。
ジェンダー平等が推進されるオリンピックでは、男女混合種目の団体戦が増えてきている。現在中国の北京で開催されている冬季オリンピックでも、フィギュアスケートなどの団体競技がある。今回から採用された新種目、スキージャンプ混合もそのひとつ。1人目の女子のエース・高梨沙羅選手が好記録をマークしたものの、スーツの規定違反で失格となり、仲間に支えられながら泣き崩れる姿が印象的だった。
1人の失敗がメダルの色を左右することもある中での戦いは、相当なプレッシャーだろう。同時に、喜びや悲しみを分かち合える仲間の存在は心強く、普段以上の力を発揮できる選手もいると思う。まだまだ続くオリンピック。団体戦にも注目していきたい。
【織】