自宅でパソコンのワードソフトを使って文章を書いていると、小学3年生の息子が「僕もやりたい」と言う。「難しいと思う」と断ったが、できると言うので触らせてみた。すると、いとも簡単に「あいうえお、かきくけこ…」と入力する。さらには簡単な文章を書いて漢字に変換までしている。驚いて聞くと、学校の授業で習っているという。
1人に1台のタブレット端末が貸し出しされ、パソコンの授業もあることは知っていたが、まさかここまでできるとは。キーボードで日本語入力する時に、「ka、ki、ku…」と打っているので、ローマ字も理解していることになる。
スマホやタブレット、ポータブルゲーム機など、赤ちゃんのころからデジタル機器に囲まれて育った子どもたちだ。おまけに横文字にも強いときたら、習得が早いのは当然かもしれない。パソコン教室に通っている失業中のママ友は、お絵描きから始めてマウスの操作に慣れているという。恐らく我が子よりタイピング能力も低いだろう。パソコンと無縁の生活をしていると、就職や転職で苦労することもあるが、小さいうちから慣れておくとその心配はなさそうだ。
【織】