プロ野球西武ライオンズの松坂大輔投手が引退を発表した。平成の怪物と呼ばれプロ野球界を牽引(けんいん)し、松坂世代と表現される1時代を築いてきた選手。松坂投手とは同学年なので勝手に親近感を抱いており、シーズン半ばで引退を決めたことに少し寂しさを感じる。
甲子園での死闘、決勝戦でのノーヒットノーランをテレビで見て憧れ、生の投球は見られなかったが、西武ドームにも何度か足を運んだ。WBCやオリンピック、メジャーリーグでも活躍した。
そんな松坂投手ももう40歳。正直なところ、まだ現役でプレーしていたことを知らない人もいると思う。近年はけがに悩まされ、選手としてのピークが過ぎた今、第一線で活躍するのは容易なことではなかっただろう。私たちでさえ、腰や肩の痛みに悩まされているというのに、酷使した体は悲鳴をあげていたに違いない。
メジャーリーグでは今、大谷翔平選手が大暴れしている。ホームランや勝利のニュースを聞くたびに、日本人として誇らしくうれしい気持ちになる。リアル二刀流の新時代の怪物。伝説を受け継いで、大谷選手にも息の長い活躍をしてほしい。
【織】