文部科学省が提唱するGIGAスクール構想に基づき、紀宝町は小中学校児童・生徒全員への1人1台端末貸与と、高速大容量の通信ネットワークの一体的な整備を進めている。先日、相野谷中学校と御浜町立尾呂志学園中学校の3年生がこのタブレット端末を利用して、初めてオンラインで交流。緊張感が漂う中にも、中学生らしい好きなアニメの話題などで親ぼくを深めた。
コロナ禍で一気に広まったオンライン会議や授業。特に教育分野での導入が進んでいることから、2021年はICT(情報通信技術)元年と呼ばれているという。今の子どもたちは生まれた時からインターネットが身近にある環境で育ち、もはやネットのない世界は考えられないという子もいるだろう。もちろん私ももう以前の生活には戻れない。
職場でも学校でも家庭でも、ネット環境はほぼ整いつつある。無限に広がる可能性を持つICT。これからはこの技術をいかに活用していくかが重要になってくる。ネットに慣れている子どもたちはきっと、親世代より上手に使いこなしていくことだろう。
【織】