世界遺産・熊野古道「大辺路」活性協議会の事業成果報告会に立ち会わせていただいた。成果物である絵地図「わがらの駅お散歩まっぷ」と「JR駅からウォークアクセス・ルートマップ」の今後の利活用について話し合われた。
同協議会の立ち上げとなった「大辺路観光マップ制作検討会」にも昨年の10月に立ち会った。足掛け約半年間で見事な出来栄えのマップを2冊完成させたことに驚くとともに、関係者の労に頭が下がる思いだ。
事業は、「大辺路」を歩くことだけではなく、その麓(ふもと)の漁村集落で日本の暮らしを強く感じ、地域の魅力を発信し、滞在型誘客多角化を目的とするもの。
ルートマップはJR最寄り駅からおすすめのアクセスルートを案内。お散歩まっぷはJR駅周辺の名所を絵地図として描き、例えば湯川駅なら「ゆかし潟」や夏山(なっさ)地区、湯川の温泉、湯泉寺などがイラストとともに紹介されている。
素晴らしい冊子に仕上がり、地元の人らから「どうしても、ほしい」との声が上がっている。制作に携わった人は「改めて地元の魅力を再認識した」と口をそろえている。
【茂】