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紀南抄「那智勝浦町が1~3位を独占」

 日本には富士山より高い山があった。その山は今も存在している。それなのにどうして富士山が日本一高い山なのか。台湾の最高峰で玉山という山がある。標高は3952メートル。日清戦争後の下関条約によって、台湾は日本の植民地になったため、玉山が日本一高い山となった。富士山よりも高い山、新しい日本の最高峰という意味で、新高山(にいたかやま)と名づけられた。しかし、第二次世界大戦で日本が敗れ、台湾は日本領ではなくなった。そこで約50年のあいだ新高山に日本一の座を奪われていた富士山は、また日本一の山となった。

 では、その日本一高い富士山が見えるもっとも遠い地点は、いったいどこなのか。

 那智勝浦町の色川富士見峠(標高900メートル)から、富士山が見えることがわかっている。今のところ、富士山が見えるもっとも遠い地点だ。そこから富士山までの距離は323キロメートルもある。富士山が見える最遠の地の2位も同町の妙法山(同749メートル)、そして3位も同町にある大雲取山(同966メートル)である。那智勝浦町が1~3位を独占している。

【茂】

      紀南紗

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