12日朝、新宮市熊野川町や田辺市本宮町、熊野市紀和町など、本紙エリアの山間部では積雪があった。熊野川町日足では2~3センチ積もり、寒い中だったが、子どもらはめったに見られない光景を見て、雪の感触を確かめながら元気に登校していた。一方で、道路はシャーベット状の雪が残り、ノーマルタイヤでは危険な状態。状況を見てUターンする車も見られた。新宮署によると、この日の雪が関係する交通事故の通報はなかったという。
13日朝は那智勝浦新宮道路で凍結が見られ、スリップなどによる計6件の単独事故が発生した。幸いけが人はいないもようだが、同道路は新宮市の高森交差点から那智勝浦町の市屋ランプの上下線で通行止めとなり、迂(う)回路となる国道42号は通勤時間帯、大渋滞した。
この時期、特に朝晩の冷え込みによる道路の凍結は海岸部であっても想定しなければならない。道路管理者があらかじめ凍結防止剤を散布するケースもあるが、同署によると、今回の那智勝浦新宮道路ではできていなかったという。いろいろなことを想定し、速度はいつもより控えめに安全運転を心掛けることがまずは大切だ。
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