今週末から来週にかけて、台風10号への備えを十分に行う必要がありそうだ。気象庁は2日、日本の南の海上を進む台風10号が6~7日に奄美から西日本にかけて接近、上陸する恐れがあるとの見解を示した。中心気圧930ヘクトパスカル以下、最大風速50メートル以上の特別警報級に発達する可能性があり、記録的な大雨、暴風、高波、高潮になる恐れがあるとして、最大級の警戒を呼び掛けている。
今年は台風の発生が少ないといっていたが、9号、10号と連続発生。本格的な台風シーズンはまだこれからのため、これからいくつの台風が列島に影響を及ぼすのか、心配だ。
最新情報を入手し、早め早めの判断・行動が大切。暴風の真っ只中や夜間の避難は非常に危険が伴う。避難場所、自宅周辺の状況を確認し、家族で事前に話をしておくのがよい。今年はコロナ禍で避難所での感染防止対策が課題となっているが、各自治体では訓練などを通して備えており、迷うことなく避難するよう伝達。自然災害で被害をゼロにするのは無理でも、事前の備えで軽減することはできる。過去の教訓を生かして行動することが求められる。
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