三重県警は速度違反取り締まりのための移動式オービスを昨年7月から2台保有し、県内18署が持ち回りで活用している。紀宝署では、小中学校の2学期始業式にあわせて24日、紀宝町内の県道に移動式オービスを設置し、取り締まりを行った。
これまでに新聞報道等を通じて“存在”を知っている人もいて、スピードを控えめに運転するなど、交通事故抑止には一定の効果が見られている。移動式に限ったことではないが、こうした日々の取り締まり活動が悲惨な交通事故をなくすための大切な活動であることを警察は強調し、安全運転を呼び掛けている。
今年はコロナ禍により、春の全国交通安全運動、そして都道府県単位の夏の交通安全運動が規模縮小や中止になった。このため、交通事故の増加等が懸念されたが、警察や関係機関の地道な取り組みによって、和歌山、三重両県ともに全体では減少傾向にある。
秋の全国交通安全運動は9月21日~30日の日程で行われる。大々的な啓発行事は難しいと思われるが、残暑が厳しく、夏の疲れも出る時期で、一人一人が注意してハンドルを握るよう呼び掛けることが大切になる。
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