梅雨がようやく明け、晴れマークの日が続く。連休中も真っ青な空に緑萌える風景を眺めていると、巣ごもりするのがもったいなく、キャンプに出掛けた。が…暑い。毎日、当たり前のように猛暑日となる異常気象だ。タープの下でも汗が止まらない。最早、行楽というより我慢比べの様相。
夜、お待ちかねのBBQで熊野ビーフに舌鼓を打っていた時、本紙の速報で「新宮保健所管内で初の感染者確認」を知る。暗鬱な気持ちになった。翌日は涼を求めて赤木川の川原に移動。子どもの相対的貧困問題に取り組むNPO法人の団体と合流。
子どもたちは、大自然の中、飽くことなく水遊びを楽しんでいる。代表にこの地でも感染者が確認されたことを伝えると、「子どもたちは、真面目にコロナ禍での学校生活、家庭生活でも感染拡大防止に努めている。満足に遊ぶこともできない。そういう生活を強いているのは大人。その大人に感染が多いのはどういうことか」と憤っていた。
その言葉に打ちのめされた。大人は子どもの模範の存在であるべき。今一度、その責任に立ち返り、子どもに範を示せる行動を。
【茂】