新型コロナウイルスの感染が一気に広がりを見せる東京など7都府県を対象に、国が緊急事態宣言を発令したことにより、和歌山県や三重県の知事も県民に対して、当該地域への往来や不要不急の外出を自粛するよう呼び掛けた。
新宮・東牟婁地域では「地域内で感染者が発生していない」として、13日から予定通り学校を再開。一方、一足早く再開していた三重県内の学校は、15日から再度臨時休校とする方向で調整が進んでいる。市町村教委は県教委の要請に基づき判断するため、生活圏は同じでも県が違えばこのような状況になる。学校は十分な感染対策を講じて行うとしているが、都市部から帰省した家族がいる家庭では、家庭内での対策も行う必要がある。
いわゆる「コロナ疎開」により、他府県ナンバーの車も目立つようになった。本紙エリアの首長もこうした帰省者に対しても「不要不急の外出を控えて」とする要請を出している。一連の要請に強制力はないが、一人一人が意識することで確実に感染リスクを減らすことはできる。ストレスはたまるが、今は我慢の時だ。
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