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社説「感染防止対策の徹底を」

 新型コロナウイルス感染症、季節性インフルエンザともに感染者が増加している。コロナ禍が明けた昨夏以降、各地でイベントが再開し、当地方の観光地もにぎわいを取り戻しつつある。落ち込んだ経済回復の波をとめるわけにいかず、感染症の再流行は抑えなければならない。

 和歌山県は今年第2週(1月8日~14日の1週間)に県内の定点医療機関から報告された新型コロナ感染症の新規感染者数は397人と発表。前週(295人)から102人増えた。保健所管内別では新宮が11.67人で2番目に多い。インフルエンザの新規感染者数は596人で前週(521人)から75人増えた。こちらは保健所管内別で新宮が最も多く24.00人だった。
 
 三重県の新型コロナは、15日~21日の1週間の定点医療機関平均の感染者数が15.76人。昨年5月8日に感染症法上の位置づけが5類に移行後、徐々に感染者が増加し、7月から8月に急増。その後11月中旬にかけて減少し、そこから増加している。入院患者が増加していることを受け、一見勝之知事が24日に会見し、基本的な感染防止対策の徹底をあらためて呼び掛けた。インフルエンザも一度ピークを超えたあと、再び増加に転じている。
 
 冬季は室内を閉め切っていることが多く、コロナ禍中に実施していたように定期的な換気が必要。手洗い、うがい、手指の消毒、状況に応じたマスクの着用など、基本的な感染対策がやはり大事で、特にマスクについては、入院患者との面会時、高齢者や基礎疾患のある人に会う時には着用が求められる。コロナ禍中は一人一人の感染防止対策への意識が高く、インフルエンザをはじめ風邪症状の予防にもつながっていた。今冬は油断も少なからずあり、新型コロナ、インフルエンザともに増加傾向にあると考えられる。
 
 先日は今季一番の寒気が日本列島に流れ込み、当地方も厳しい寒さに見舞われ、山間部を中心に積雪が見られた。一転、来週後半以降は気温が高めの予想で、寒暖差に注意が必要。暖冬傾向と予想された今冬はこの寒暖差による疲労で、体調不良を引き起こす人も多いようだ。基本的な感染防止対策に加え、バランスの良い食事と十分な睡眠をとることで体調管理に努めてほしい。
 

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